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『遠山陽子俳句集成』遠山陽子【著】

7,040円

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文芸|俳句|句集 第37回詩歌文学館賞受賞! 既刊句集『弦楽』『黒鍵』『連音』『高きに登る』『弦響』にくわえ、著者第6句集にあたる新作『輪舞曲(ろんど)』を集成。 巻末には、永島靖子・福田若之による「解説」および「自筆年譜」「解題」「初句索引」を付す。 句業60年余、『評伝 三橋敏雄―したたかなダンディズム―』の著者による、ひたすらな俳句の響き。 父ほどの男に逢はず漆の実 白芥子をまはり躰が逢ひにゆく 橋を来る揚羽に双手ひろげたる 卯月浪この子を抱き飽きにけり 呼ぶ声を空は返さず花ぐもり もう誰の墓でもよくて散る桜 嗅いでから抱く赤ん坊朝ぐもり 雨から雪へ老人ばかりのタンゴ 桃と桃かすかに触れてゐてこはい 謎のないわたしと老いた梟と 花ふぶき花ふぶき机上死こそあらめ 白蛾も来よわが九十の賑ひに 【仕様】 A5変型判(縦220mm・横144mm・厚さ35mm) 514ページ 上製函入 ISBN978-4-910413-07-5 ブックデザイン:佐野裕哉

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